レンティオ株式会社

レンティオアプリのUI/UXデザイン支援

課題整理・改善実施

UI/UX

アプリ

プロトタイピング

iOSアプリ開発

ワークショップ

レンティオ株式会社 レンティオ株式会社

プロジェクト概要

レンティオ株式会社様のDesignsourcing Service パートナーとして、カメラと最新家電のレンタルサービス Rentio のアプリのUI/UXデザインと、アプリ開発支援をしました。これまでレンティオWebサービスからロゴデザインなど幅広くデザイン支援を行っており、今回はさらなるユーザ満足度向上を目指したアプリUI/UXデザインとiOSアプリ開発の支援をさせていただきました。

プロジェクト概要 プロジェクト概要

レンティオが実現したい世界とユーザ満足度の向上につながるアプリへ

レンティオ様から検討の相談ををいただいた時は、アプリ開発を進めるか決まっていませんでした。企画から一緒に検討をスタートし、アプリの方向性を定め、体験までしっかりと検討をおこなうためにUX5段階モデルに沿ったワークショップを1ヶ月かけて実施しました。

キックオフでまずはプロジェクトメンバーの目的・ゴールを揃えること、またProximoメンバーのレンティオ様のビジネス理解のためにビジネスモデル・KPIのすり合わせをしました。すり合わせる目的としてアプリを提供することで、「ユーザーにどのような価値を届けて、レンティオはどのような対価を得るのか?」という方向性を定めるためです。

レンティオ様はミッションとして多くの人の不要な所有を減らし、価値ある体験を増やすことを掲げています。アプリを企画した発端もユーザの満足度を向上させることでした。Proximoメンバーも自身がユーザーとなって考えることを大切にしているので、ミッションの想いに触れるためにも事前にレンティオを利用してサービス理解を深めていました。

レンティオ様のユーザーへの想いを大切にし、会社のミッションの実現につながるアプリを作ることが今後より良いサービス繋がっていくと考えた結果、「ユーザ満足度の向上」と「レンタルする機会が増え・結果としてより良い購入体験が増える」がサービスを検討していく軸となりました。企画初期にサービスの方向性を定められたため、この後の具体的な検討に進んだときもブレずに進めることができました。

レンティオが実現したい世界とユーザ満足度の向上につながるアプリへ レンティオが実現したい世界とユーザ満足度の向上につながるアプリへ

レンティオをより便利に使用してもらうためのアイデア発散

キックオフで定めたサービスの方向性からレンティオアプリをさらに具体化するために、メンバーが想う「こうなったらユーザーが嬉しい」という観点でアイディア発散をしました。レンティオWebサービスのカスタマージャーニーマップを用いてユーザー行動ベースでアイデア発散したため、多くのアイデアを出すことができました。アイディアにはアプリ特有のPush通知やレコメンド、返却のサポートなどがあがりました。またWebを基にしたカスタマージャーニーマップだっため、Webとアプリを比較してアプリを提供したらどうユーザーが便利になるか、具体的にイメージをすることができました。

また発散したアイディアをKJ法でグルーピングし、提供価値に置き換えてサービスの具体性を高めました。方向性として定めた「ユーザーの満足度の向上」は既存ユーザーに対しての想いだったので、グループ化した結果にも想いが現れており、「レンタル中の利便性向上」がアイディアとして厚めになっていることがわかりました。これらの価値をどうやってユーザーに提供するのかをフレームワークに当てはめ客観的にストーリー検討をおこないました。特にユーザーの提供価値になるストーリーは細かいニュアンスまで調整することで、プロジェクトメンバーで全員でアプリを提供する価値をすり合わせることができました。この時点でアプリの強みがユーザーとの接点の近さであることが見えきたため、優先順位を整理し「レンタル中の利便性向上」と「商品と出会える」2つの提供価値を中心にプロトタイプしていくことになりました。

レンティオをより便利に使用してもらうためのアイデア発散 レンティオをより便利に使用してもらうためのアイデア発散
提供価値とユーザーストーリー

プロトタイプをもってチーム内での価値検証

提供価値の検証を行うためアイデアをさらに機能要件化し、スピード優先でプロトタイプを作成しました。特に「商品と出会える」プロトタイプではアプリの強みを生かすため、Push通知で商品と出会うきっかけを作り、気になったら保存ができるようなストーリーで検討しました。プロトタイプを作成した結果、Webとアプリの棲み分けが論点となり、アプリでやるべき優先度が明確になっていきました。プロトタイプ作成の目的でもある、価値提供するためにアプリ開発が充分な手段となるかの検証ができたため、開発手法を決めるフェーズに進みました。

プロトタイプをもってチーム内での価値検証 プロトタイプをもってチーム内での価値検証

ユーザーがアプリを始めやすいオンボーディング設計

アプリはWebビューメインで開発を進めることになったので、ネイティブ実装されるオンボーディングのデザインを担当しました。アプリ機能の中で優先順位が高いPush通知は、オンボーディング中の許諾率が強く関わってくるため議論を重ねました。ログインの技術的課題もあったためユーザーに離脱されないよう、オンボーディングでは長くなりすぎない設計と、ログインまでスムーズなアニメーションを用いて、ユーザが許諾しやすいよう工夫したオンボーディングを作成しました。

ユーザーがアプリを始めやすいオンボーディング設計 ユーザーがアプリを始めやすいオンボーディング設計

ストアのレビューで高評価を記録

アプリリリース後2022年9月時点では評価が4.7と高評価を得ることができました。レンティオ様のWebサービスとして体験設計がしっかりしているのはもちろん、アプリの企画でUX5段階モデルをもとに時間をかけて設計してきたことが評価につながったのではないかと思います。レンティオ様のサービスプラットフォームとしてアプリが増えて今後もより一層良いサービスになるようデザインから開発と幅広く支援してまいります。

ストアのレビューで高評価を記録 ストアのレビューで高評価を記録

Client : レンティオ株式会社
Creative Direction : Rei Suzuki
URL : https://www.rentio.jp