KUROFUNE株式会社

中部知財アクセラレーションプログラム ブランディング支援
  • ビジネスメンタリング
  • ブランディング
  • アクセラレーション
KUROFUNE株式会社

プロジェクト概要

中部経済産業局主催「中部知財アクセラレーションプログラム」は中部地域のスタートアップの成長を知財面から専門家による事例を交えた講義や個別相談、専門家チームの派遣による伴走支援を通じて事業成長を促進する4ヶ月間のプログラムです。
今回、ブランディング支援を行なったKUROFUNE株式会社は、サービスが拡大していく中で、会社・事業・サービスの各段階でのブランディングの方向性が社内で明確に検討されず、それぞれの段階でどのように整理していくかについて社内で議論できていない状況でした。このため、ビジネスメンタリングでは「ブランディング」支援を実施しました。

KUROFUNE株式会社

ブランディングシートを用いた
ブランディングの再定義

サービス拡大を見据えたブランディングの方針についての議論が行われ、社内で整理できる「ブランディングシート01」を提供しました。大枠では約8項目の内容を自社内で改めて言語化していただきました。サービスの対価を支払う企業向けのメッセージとして、単なるコスト削減だけでなく、浮いた資金を職場環境の改善に充てていただくことが最も伝えたいポイントとしました。アプリサービス自体は機能の提供に過ぎませんが、利用することによるエモーショナルな側面を重要視し、整理シート内で何度も使用されているパワーワードを中心に、ブランディングの意図やターゲットペルソナの解像度を上げ、ロゴの印象なども含め、整理などの支援を行いました。

KUROFUNE株式会社
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解像度を上げた
ブランディング支援と
認知度向上のための施策

「ブランディングシート01」ではブランドの基本構成を思考するための内容でしたので、「ブランディングシート02」では、より解像度を上げた大枠約15項目の内容を自社内で改めて思考していただきました。 進める中、ブランドの表現として、ネガティブな利用ではなく、ポジティブに楽しさ、カジュアルさ等を重視し、ブランドの世界観として、「優秀な人材を定着させるためのアプリ」としての想定に至しました。

最終的にはブランドエッセンスとしてアプリからサービスに変更。「優秀な人材が長く定着する環境づくりサービス」として、アプリだけではないサービスの提供として整理の直しができました。競合他社を見ても単独で登録支援などを行う会社はあるが、アプリも含めて総合的に実施する企業は現状なく、企業目線ではサービスを総合的に享受することで長期的に利用することを想定し、最終的に利用の意思決定するのは企業であるため、利用した企業がどんな体験ができるのかを明示していき、印象・差別・優位性を高め、今後のマーケティングでも重要なポイントとして進めていただくことに、
まずは東海地域の利用企業をターゲットに絞ってユーザーの満足度最大化を目指して利用企業数500社を目標として、アーリーアダプターの利用促進を図り、今後の全国に拡大する際に認知度向上のための広告を想定に至りました。

KUROFUNE株式会社

お客様の声

お客様の声
KUROFUNE株式会社
代表取締役
倉片稜様

4ヶ月間の伴走支援をいただきサービスのブランディングができました。スタートアップではよくあることですが、サービスを作ることと売ることに注力していて、サービスをどのような方向に持っていくかという「ブランディング」の視点が欠けている状態でした。月に1回のワークショップは回数も宿題の量もちょうど良く、パワーポイントのシートを作って実際に言語化することによって、サービスの方向性を見出すことができました。そしてKUROFUNEチームとして、まとまることができるきっかけにもなりました。同じようにチームとして向かうべき方向性に悩んでいる会社がいましたら、是非ともワークショップを受講することをお勧めしたいと思います。4ヶ月間ありがとうございました。

担当者のコメント

担当者のコメント
株式会社Proximo
Senior Design Director
秋山 浩一郎

4ヶ月間という限られた期間の中で「ブランド戦略の策定」の支援を行いました。 倉方代表含めブランディングに関するリテラシーが高く、代表/役員/社員の思考や共通言語含め、本質的な策定が出来たと思っています。 ムードボードやサービスイメージも根底にあるモノのは、企業としてやること、差別化したいことの世界観で表れているか、このイメージが今後のマーケティングでも重要なポイントになり、ブランドエッセンスもサービスの認知度によって変わってくる可能性もありますので、今後は目標数値になった際は各顧客に向けてどうやってアプローチしていくのか、目的を持っている層とそうでない層でのリーチの仕方をフェーズに分けて広告分析を行っていただければと思っております。

Client : KUROFUNE株式会社
Brand Strategy : Koichiro Akiyama