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UI/UXの勉強方法は?重要な基礎知識や実務に活かすポイントも紹介

UI/UXデザインの学習は、効果的なデザインを作成するための重要なステップです。加えて、どのように学ぶかが、実務に役立つスキルを習得するカギとなります。

今回は、UI/UXを学ぶための勉強方法として、書籍、Webサイト、スクールの活用法について解説します。

UI/UXの主な勉強方法

UI/UXを学ぶための代表的な方法には、書籍、Webサイト、スクールがあります。ここでは、それぞれのメリットを紹介します。

書籍から始める

書籍での勉強は、UI/UXデザインの基本的な理論やフレームワークを深く学ぶために非常に効果的です。特に初心者にとっては、専門的な知識を体系的に理解できるため、基礎固めに最適です。

また、書籍は自分のペースで学べるので、まとまった時間をとりにくい方も時間を見つけてじっくり取り組むことができます。

Webサイトを活用する

Webサイトを活用する勉強方法は、最新の情報をリアルタイムで学べる点が魅力です。特にUI/UXデザインのトレンドやベストプラクティスは日々進化しているため、オンラインで学べる最新情報をキャッチアップできます。

また、Webサイトではインタラクティブなチュートリアルやワークショップも多く、実際に手を動かしながら学べるのがポイントです。

Webサイトで学ぶ最大のメリットは、視覚的なデザインやインターフェースの具体例を多く参照でき、すぐに実践で活かせるところです。特にUI/UXに特化したブログやデザイン系メディアで最新の事例を学ぶことで、競合他社のプロダクトに遅れを取らないようにできます。

スクールに通う

スクールに通うことで、UI/UXの学習をより深く体系的に行うことができます。

実際に講師から指導を受けたり、クラスメートと切磋琢磨したりすることで、モチベーションを維持しながら学び続けられるのが大きな魅力です。特に、フィードバックを直接受けられる点が非常に有益で、実務に即したアドバイスをもらえるので、学習効率が高まります。

スクールでは、理論的な知識だけでなく、実践的なプロジェクトを通じて学ぶことができるため、実際のプロダクト開発に活かせるスキルを身に付けやすくなります。

また、カリキュラムが構築されているため、自分に合った進度で学べるのも大きなメリットです。スクール選びでは、自分の目的に合ったプログラムを選ぶことが重要です。

UI/UXの勉強でまず押さえたい基礎知識

UI/UXデザインを理解する上で、まず押さえておきたいUI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)の基本的な概念や基本原則について、それぞれ簡単に解説します。

UI/UXの定義

UIは「ユーザーインターフェース」の略で、ユーザーが実際に触れる画面やボタン、アイコンなどの視覚的な要素を指します。

一方、UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略で、ユーザーが製品やサービスを使う過程で得る体験全般を指します。ユーザーが製品を使ったときの感情などが含まれます。

UIとUXの違いについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
UI/UXの違いをわかりやすく解説!プロダクト開発のプロセスも紹介

UIデザインの基本原則

UIデザインが目指すべきゴールは、「ユーザーに考えさせないこと」といわれています。
ユーザーが迷うことなく操作できる、直感的な設計が求められます。

ユーザーにとって使いやすく魅力的なインターフェースを作るために、以下の7つの基本原則を参考にしてみてください。

1. 一貫性
同じような見た目、操作性、振る舞いを統一し、ユーザーが慣れ親しんだ感覚で使えるようにする

2. シンプルさ
必要な情報や機能だけを提供し、余分な要素を省いて分かりやすくする

3. 視認性
ユーザーが画面上の情報を見やすく理解できるよう、フォント、色彩、コントラストを適切に設定する

4. 直感性
ユーザーが自然な流れや操作方法で、迷わずに目的を達成できるようにする

5. フィードバック
ユーザーの操作に対して適切なタイミングで明確な反応を返し、現在の状態を知らせる

6. アクセシビリティ
年齢、性別、健康状態に関わらず、すべての人が情報やサービスにアクセスできるよう配慮する

7. 感情
ユーザーの心理的反応を考慮し、満足度や忠誠度を高める感情的な体験を提供する

UXデザインの基本原則

UXデザインの目的は、ユーザーの満足度を高め、製品やサービスの価値を最大化することです。

2004年にピーター・モービル氏によって開発されたデザインフレームワーク「UXハニカム」をもとに、UXの基本原則を紹介します。

1. 有用性(Useful)
「この製品や機能はユーザーにとって価値があるか」「ユーザーの問題を解決する製品か」を問う

2. 使いやすさ(Usable)
ユーザーにストレスを与えない設計にする

3. 好ましさ(Desirable)
問題を解決するだけでなく、ユーザーを喜ばせるために、わくわくさせるUIデザインの要素を考慮する

4. 見つけやすさ(Findable)
ユーザーが迅速に問題を解決できるよう、コンテンツや機能を見つけやすくする

5. アクセス性(Accessible)
身体的・精神的な能力、状況や環境に関係なく、誰もが効果的にサイトを閲覧し、内容を理解できるようにする

6. 信頼性(Credible)
CTAと指示の内容を確実に実行し、曖昧な言葉やユーザーを騙すような操作は避ける

7. 価値(Valuable)
ユーザーが「使いたい」または「使わなければいけない」と感じる製品を作る

UI/UXの知識を最速で身に付けるポイント

ここでは、UI/UXを最速で習得するための3つのポイントについて解説します。

ポイント1|質よりも量をこなす

UI/UXデザインを学ぶ上で、質にこだわることも大切ですが、まずは量をこなすことを意識しましょう。デザインのスキルは実践を通じて徐々に身に付いていくため、まずは積極的に手を動かし、さまざまなデザインパターンを経験することが重要です。

最初から完璧を目指すのではなく、どれだけ多くのデザインに触れ、試行錯誤を繰り返せるかがポイントです。

また、リーダーやマネージャーがチームメンバーに対して、失敗を恐れずに多くのデザインを手掛けることを奨励することで、全体の成長を促進できます。

ポイント2|既存のデザインを参考にする

UI/UXを学ぶ上で、既存のデザインを参考にすることも非常に効果的です。

成功しているデザインを見て、どのような要素がユーザーにとって魅力的で使いやすいのかを分析することが、学習の近道となります。特に、他のプロダクトやサービスがどのようにユーザー体験を設計しているのかを観察し、それを真似することで実践的なスキルを得ることができます。

既存のデザインを参考にする際は、単に模倣するだけでなく、なぜそのデザインが良いとされているのか、その背後にあるデザイン原則やユーザーのニーズを理解することが重要です。

チーム全体でデザインの良い例を共有し、分析する時間を設けると良いでしょう。

ポイント3|アウトプットを行う

UI/UXのスキルを習得するためには、実際にアウトプットを行うことが最も効果的です。

デザインツールを使って、実際にUIやUXを設計し、作り上げてみることで、理論だけでは得られない実践的な経験が積めます。アウトプットを通じて、自分のデザインに対するフィードバックを得ることができ、さらなる改善点を見つけることができます。

また、アウトプットは学習を深めるだけでなく、自分のポートフォリオ作成にも役立ちます。実際に自分の作ったデザインを振り返り、改善し続けることで、UI/UXのスキルが着実に向上します。

チームメンバーには、実際にプロジェクトを通じて学んだことを反映させる機会を提供し、定期的なフィードバックの場を設けるようにしましょう。

まとめ

UI/UXデザインを学び、スキルを向上させるためには、質よりも量をこなすこと、既存のデザインを参考にすること、そして実際にアウトプットを行うことが最も重要なポイントです。これらの方法を通じて、実践的な経験を積み、より効果的なデザインスキルを身に付けることができます。

また、UI/UXデザインのスキルを内製化する際には、独学だけでなく、プロの手を借りることもひとつの選択肢です。独学では得られない深い知識やノウハウを、専門家から学ぶことで効率的にスキルを習得できます。プロの指導を受けることで、より早く、そして正確にUI/UXデザインの力を企業内で活かすことが可能です。

例えばProximoでは、企業向けに以下のような研修内容を提供しています。

・基礎研修
UI/UXデザインの基本的な考え方やプロセスを学ぶための座学を実施。デザイン原則やユーザビリティ向上に役立つ知識を提供します。

・実践演習
実際のプロジェクトを題材にした演習を通じて、学んだ知識を実践に活かせるスキルを養います。UI/UXデザインをプロジェクトに適用する方法を学びます。

そのほか、企業のニーズに合わせてカスタマイズしたUI/UXトレーニングを提供しており、企業内でのデザインスキルの内製化もサポート可能です。

従業員教育の仕組みづくりや内製化にご興味のある方は、以下から詳細をご覧ください。
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